【 概 要
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徳山海上保安部は、昭和23年5月1日、海上保安庁の発足と同時に広島海上保安部徳山海上保安署(その後、徳山警備救難署と改称)として設置されました。
発足時は、第六管区内の巡視船のうちの1隻が配備され、密航・密輸、荷抜き、密漁、漁場をめぐる漁民間の暴行傷害事件等の摘発、さらに多発する老朽船や機帆船の海難救助等の主要業務にあたりました。
昭和28年10月1日、徳山海上保安部に昇格、昭和39年6月1日下松分室を設置、以後、管轄する徳山下松港は、港を形成する徳山、下松、光地区に鉄鋼、電力、石油、化学工業等といった重圧長大型産業が一大発展、資源搬入及び製品搬出に便利な臨海地域の土地造成、港湾整備が急速に行なわれ、西日本の代表的臨海工業地帯の一つに成長し、昭和40年1月には特定重要港湾に指定されました。
また、防府市の三田尻中関港の公共埠頭が延長されたことによる大型貨物船の入港に対応するため、昭和60年4月6日、熊毛郡上関町にあった上関分室を廃止し三田尻中関分室を設置、同年7月15日同港が特定港に指定されたことから港長業務を開始しております。
平成15年5月に現在の庁舎が完成し施設も充実した中、現在、巡視艇4隻、灯台見回り船1隻により海上交通の安全確保、海洋防災・海洋環境保全等の監視取締りを実施するとともに、各関係機関と各種訓練及び各種イベントに積極的に参加しています。 |